私が悩んだ言葉に『腹を決める』というものがあります。「腹をくくらなきゃね」「ふんどしを締め直して」とか色々な表現で言われますが、「じゃー、どうやって腹をくくるの」「腹を決めるって、どういうこと」って何度となく分からなくって、すご〜く悩みました。
ず〜と長い間、右脳で考え続けていた甲斐があってか、少しは説明できるようになりました。
『腹を決める』=『腹をくくる』=『決断する』
腹を決めるとは、決断することである。(当たりまえだろうが、と言われそう。)
『決断するとは、自分で選択したことに対する結果が、良かろうが悪かろうが、そのまま受け入れると決めることである。』
面白いことに結果が同じであっても、自分の解釈次第で良くも、悪くもなります。
例えば、
- リストラは、最悪の事態とも解釈できるし、本当にやりたい仕事を探せる機会、それも失業手当をもらいながら、とも考えられます。
- 離婚は、人生最悪の悲劇とも捉えられるし、独身で縛られない人生、恋愛を楽しむ、新たな結婚の機会、とも考えられます。
『腹をくくる』とは、分かったような、分からないような表現ではあります。
しかし、自分の選択に対する結果が出てみないと分からないために不安だし、落ち着かない、できることなら結果をとりたくないので、いっそ選択したくない。というのが本音ではないでしょうか。
だからこそ決断しなければ、なにも進展しない。とも言えます。
『不安』でおもい出しましたが、『なぜ不安に襲われるのか』という問題がありました。
『不安』この精神的に不安定な状況を継続していると自律神経失調症になるばあいもあります。
このような方々は、抗不安剤、向精神薬、安定剤、睡眠薬、果てはドラッグ漬けになります。
シラップ漬けではありません。(ここは、笑うところです。が、笑えない、失礼しました。)
- 不安になる理由は、最悪のシナリオを最後までシュミレーションをしないで中途半端なままで終わらせているためです。最後まで行くところまで行ったらどうなるのかを調べましょう。
- 不安を煽るような不確かな情報に翻弄されるためです。正確な情報を教えてくれる公的な機関に行って第三者になりすまして教えてもらいましょう。
最後の手前『生きるべきか、死ぬべきか。』という状況で考えた人が言いました。
「もっとも悪い状態、状況でも、人殺しでもしない限り、命まで盗ろうとするものはいない。ヤ●ザだって死人からは金が取れない。だから、脅しても、決して殺しはしない。」(身震いするようなドスの効いた言葉です。)
日本の自殺死亡率がロシアに次いで世界第2位だそうです。
本当に貧しければ、自殺など考える暇もないでしょう。
人はいつでも死ねる。だから、どうにか生き延びようと考えたらいいのです。
私は、クリスチャンですから、自殺は非常にマズイのですが、考えたこともあります。
それについては、What I am.(人となり)で近い将来に公開いたします。
『腹を決める』に話題を戻しましょう。
『決断するとは、約束をすることである。』とも説明できます。
誰とでもない自分自身との約束です。
自分はのぞむ結果を出すために、このようにする。と腹を決めて、行動するのです、アクションを起こすのです。
結果は後からいやでもついてきます。
行動に対する結果については、そのまま受け入れるのです。
また、自分がのぞむ結果が出るように努力することも自分自身と約束する必要があります。
結果に対する責任は、自分でとる。自己責任です。ある意味、リスクをとる。とも考えられます。
このようなことが、『腹を決める』『決断する』に含まれます。
でも、誰でも良くなりたいけど、リスクは背負いたくないし、変りたくない、現状を変えたくない。
これらの感情を克服するためには、『決断』について、もう少し詳しく触れたいと考えます。
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